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メンタルモデルの形式と作業誤りの減少への応用

研究課題

研究課題/領域番号 05780329
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

梅室 博行  東京工業大学, 工学部, 助手 (80251651)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード認知 / 情報処理 / 聴覚 / 視覚 / メンタルワークロード / 作業改善 / 人間特性
研究概要

近年の作業環境の高度化・情報化は一方ではより一層の作業誤りの発生の要因となってきている.さらにマルチメディア環境などに代表されるように複数の対象に対して適切な情報処理と操作を行なう必要性も高まっており,誤りのない作業を行なうための手法を確立することは急務となっている.
本研究の目的は作業誤りの原因を調べるために作業者の内的な情報処理のプロセスをモデル化し,さらに作業誤りの減少のために応用することである.そのような目的のために本研究では以下のような研究を行ない成果を得た.
(1)人間の情報処理プロセスのモデルとしてバスモデル(Bus Model)を提案し,情報処理という観点からみた作業の各レベルにおいて人間の内的な処理についてモデルを用いて考察を行なった.
(2)作業誤りを支配するパラメータとしてタスクの情報量に注目し,これまで定性的にしか議論されてこなかった,複数の課題を同時に行なう場合の作業のパフォーマンスの低下について,その原因を定量的にとらえる方法を提案した.
(3)上記の仮説を検証するために実験を行なった.作業者が聴覚と視覚両方からの情報を正しく認識しなくてはならないような作業を設計し,聴覚情報の認識のパフォーマンスの低下が視覚作業の単位時間あたり情報量で説明できるという結果を得た.
なお,これらの結果は第35回日本人間工学会全国大会で発表した後人間工学会誌に投稿される予定である.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 梅室博行、伊藤謙治、圓川隆夫: "聴覚刺激の認識における視覚情報量の影響" 日本人間工学会第35回大会予稿集. (印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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