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水害経験による住民の意識変化を考慮した水害避難行動シミュレーションモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05780344
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 自然災害科学
研究機関京都大学

研究代表者

堀 智晴  京都大学, 工学部, 助手 (20190225)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード水害 / 避難 / 水害意識 / シミュレーション / 人工知能 / ファジイ理論 / オブジェクト指向 / アンケート
研究概要

本研究では,水害時の住民の対応行動が過去の水害経験やそれに基づく情報に対する態度によって大きく影響を受けることに着目し,水害を経験することあるいは長期間経験しないことによる水害意識の変化や,水害を経験した際に提供された情報の適・不適によって変化する住民の情報に対する態度が避難行動に影響を与えるプロセスのモデルを開発した.
まず,水害に対して流域住民が個々に持っている漠然とした意識を水害危険観としてファジイ集合で表現し,水害を経験することを経て危険観の変化する様子をファジイ推論を用いてモデル化した.さらに,水害を経験しない期間に過去の経験を忘却していく過程を,水害危険観を定義するメンバーシップ関数の形状変化で説明する.
さらに,水害時に住民が得た情報は,個々人の評価を経た上で避難行動に影響を与えることに注目し,洪水時に与えられる情報に対する個々人の評価を表現するパラメータとして情報依存度を定義した.そして,一回の洪水を経験した際に,個々人が受け取った水害・避難情報と洪水中に経験した浸水位との対応関係から情報依存度が変化する様子を,ファジィ知識ベースに記述している.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 堀 智晴: "水害避難行動のミクロモデルシミュレーション" 平成4年度河川災害シンポジウム. 19-33 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 高棹琢馬: "住民意識の変化過程を考慮した水害避難行動モデルの設計" 水工学論文集. 37. 239-244 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Takasao,T: "Flood Refuge Action Model Considering Changing Process of InhabitantsConsciousness" Proc.of XXV Congress of IAHR. 2. 656-663 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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