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反応性熱プラズマによる傾斜機能材料の作成

研究課題

研究課題/領域番号 05780349
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 プラズマ理工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

渡辺 隆行  東京工業大学, 工学部・化学工学科, 助手 (40191770)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード熱プラズマ / プラズマプロセシング / 数値解析 / チタンカーバイド
研究概要

熱プラズマ中に粉未を供給すると、瞬時に加熱され、その後、急冷が起きる。このプロセスを利用すると粉末の形態、結晶構造、化学組成の修飾が可能になる。本研究では供給した粉末をプラズマ中で反応させ、プラズマの各種のパラメータにより、プラズマ中で生成した粉末の組成等を制御し、傾斜機能材料を作成することを目的とした。
本研究はまず(1)RF熱プラズマに粉未を効率良く供給するためのプラズマト-チの開発を行い、次に(2)そのト-チを用いて炭化チタンの粉未の窒化を行い、プラズマ処理の検討を行った。得られた結果を以下に示す。
1)RFプラズマを用いた各種のプロセスを効率良く行うためには、適切なト-チの設計が大切である。そのためにRFプラズマ反応器の数値解析を行った。連続の式、運動量保存式、エネルギー保存式、および成分保存式をSIMPLEC法により解いた。その結果、粉末供給プローブをプラズマト-チ内に設置する最適位置を決定した。さらにプラズマ圧力を400 torrまで下げることにより、供給粉未を効率良く加熱できることがわかった。
2)上記で開発したプラズマト-チを用いて、RFプラズマ中で炭化チタンの窒化を行った。TiC-TiN系は結晶構造の変化なしに完全置換固溶するので、プラズマ処理によって格子中の炭素と窒素の置換ができる。プラズマの圧力、ガス組成、炭化チタンの供給速度等を変えて炭化チタンの窒化を行うことにより、炭化チタン中の炭素と窒素の置換した割合を制御することができた。よってTiC-TiNから成る傾斜機能材料を作成できることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 渡辺隆行: "アルゴン/水素RF熱プラズマ反応器の数値解析" 化学工学会第26回秋季大会研究発表講演要昏集. 1. 155- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Takayuki WATANABE: "Numerical simulations of Argon-Hydrogen RF Thermal Plasmas with Additional Gas Injection" Proceedings of Symposium on Plasma Science for Materials. 6. 211-218 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Takamasa ISHIGAKI: "Influence of Induction Plasma Treatment on Compositional Modification of TiC Powders" Proceedings of 3rd IUMRS International Conference on Advanced Materials. (発行予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 石垣隆正: "高周波熱プラズマ処理によるチタンカーバイド粉末の組成変化" 第32回セラミックス基礎科学討論会. 72-73 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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