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積層型シンチレーションファイバによる粒子飛跡の3次元イメージリング

研究課題

研究課題/領域番号 05780373
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 エネルギー学一般・原子力学
研究機関九州大学

研究代表者

榮 武二  九州大学, 工学部, 助教授 (60162278)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード粒子飛跡 / シンチレーション・ファイバー / 中性子 / 宇宙線 / 3次元画像
研究概要

1.積層シンチレーション検出器に関する研究
中性子入射3による反跳陽子および高エネルギー荷電粒子を検出するため、積層型シンチレーション検出器の構造について検討を行った。3次元イメージリングを行なうための構造を新たに考案した。
2.検出器の制作方法に関する検討
径0.5mmのシンチレーション・プラスチック・ファイバーから、3次元イメージリングを行う検出器を作る装置を開発し、これにより新しい検出器の試作を行った。制作装置は一定トルクを維持できるモータの使用により、プラスチック・ファイバーの張力を一定に保ちながらシート状に加工できる。検出器の有感領域の大きさは2.5cmの立方体であり、1つの画像データから飛跡の3次元情報が得られる形状となっている。
3.画像のデータ取り込み実験
イメージインテンシファイヤにより、高エネルギー宇宙線の飛跡の観察を行った。研究瀬蚊にういては、平成6年3月18、19日に佐賀大学で行われる放射線計測研究会において報告する。
4.今後の研究展開
画像データの処理装置について検討を行う。現在入手可能な装置では、荷電粒子を検出した場合の画像データの処理速度が十分でないため、本研究で試作した検出器を実用化するには、専用の処理回路を設計する必要がある。専用処理回路が実現できれば、このデータをニューラルネットワークにより処理する方法について研究を進める。現在行われている、ニューラルネットワークの利用は静止画像等の処理が主流であり、時系列画像データの処理方法について特に放射線を対象とした手法の確率をめざす。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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