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環境汚染金属の血液脳関門通過メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 05780397
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境影響評価(含放射線生物学)
研究機関北陸大学

研究代表者

小村 純子  北陸大学, 薬学部, 助手 (20153679)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードマンガン / 血液脳関門 / 金属相互作用 / 蛋白結合 / 慢性毒性 / 細胞内分布
研究概要

1)脳内に存在するMnの存在形態を明らかにするために、種々のMn化合物をマウスに12か月間過剰に経口投与した。脳の線条件をホモジェネートし、超遠心により細胞分画を行った。細胞分画中のMn分布をみ、更に可溶性画分をゲルクロマトグラフィーによって分離し、各分子量画分中のMn濃度を測定した。その結果、ミクロゾーム画分では対照群に比べMn過剰投与群で対照群に比べMn濃度の増加傾向が見られた。ゲルクロマトグラフィーによる分画では、高分子量画分(Mr.80,000-30,000)でのMn濃度が対照群に比べMn過剰投与群で増加傾向が見られた。しかし、この分画でMnに結合している蛋白質がトランスフェリン(Mr.約75,000)であるかどうかは明らかではない。
2)初代培養ウシ脳毛細血管内皮細胞におけるマンガンのDose Responceについて検討したところ、当大学の原子吸光光度計で測定可能な濃度(≧20muM)では、細胞内取り込み速度がplateauであり、更に低濃度での検討が必要であった。そこで、アイソトープを用いての実験を検討したが、施設の機器が不十分であったため遂行が困難であった。従って、Ca,Cu,Ni等との相互作用については、時間の関係で残念ながら検討できなかった。
Mn^<3+>の合成を試みたが、生成物は非常に不安定で、細胞の培養時間中、十分な安定性が得られなかったので、細胞毒性を検討するまでには至らなかった。従って、Mn^<2+>との比較、更にFe,Al,トランスフェリン等との相互作用については検討できなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.ブンプJunko Komura:

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] "Subcellular and gel chromatographic distribution of manganese in the mouse brain:Relation to the chemical form of chronically-ingested manganese" Toxicology Letters. 66. 287-294 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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