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海洋生物からのトポイソメラーゼ阻害物質の探索

研究課題

研究課題/領域番号 05780412
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物有機科学
研究機関北海道大学

研究代表者

繁森 英幸  北海道大学, 薬学部, 助手 (70202108)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードトポイソメラーゼ / 海綿 / 海洋殺菌 / マクロラクタム / テルペン / 脂肪酸誘導体
研究概要

トポイソメラーゼはDNA高次構造を制御している酵素であり、新しい抗がん物質探索のターゲットとして注目されている。本研究では海洋生物(海綿やホヤ類など)や海洋微生物を研究材料として、トポイソメラーゼ阻害活性を指標としてスクリーニングを行い、いくつかのトポイソメラーゼ阻害物質を単離しその化学構造を明らかにした。以下にその概要を報告する。
今回の研究でトポイソメラーゼIの阻害物質として、海綿Halichondria okadaiより単離した細菌Alteromonas sp.の培養菌体から、4環性マクロラクタム化合物であるAltera-mide Aを、海綿Luffariella sp.よりセスターテルペン化合物であるManoalideを、海綿Plakortis sp.より二量体型脂肪酸誘導体であるManzamenone Aを、海綿Amphimedon sp.よりセスターテルペン化合物であるVariabirinをそれぞれ単離し、それらの化学構造をNMR,MS等のスペクトルデータに基づいて帰属した。また、海綿Xestospongia sapraから単離したXestoquinone及びHalenaquinoneについて、ColE1 NDAを用いてトポイソメラーゼI阻害作用を調べた結果、これらの化合物はトポイソメラーゼIと結合することによっd、トポイソメラーゼIとDNAとの結合を阻害することが明らかとなり、これまでトポイソメラーゼI阻害物質として知られているCamptothecinとは異なる作用メカニズムであることがわかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M.-A. Bae: "Inhibition of mammalian topoisomerase I by xestoquinone and halenaquinone" Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry. 57. 330-331 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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