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プロセシングプロテアーゼによるミトコンドリアタンパク質の延長ペプチド認識構造の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05780459
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関九州大学

研究代表者

荻島 正  九州大学, 理学部, 助教授 (70177153)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードプロセシングプロテアーゼ / 基質認識 / ミトコンドリアタンパク質前駆体 / 延長ペプチド
研究概要

ミトコンドリアプロセシングプロテアーゼによる認識機構を明らかにするために、以下の研究をおこなった。(1)プロテアーゼ反応をリアルタイムで測定できる基質の開発。(2)基質と同様に酵素に結合するが、切断を受けず酵素と安定な複合体を形成する基質類似体の開発
(1)リンゴ酸脱水素酵素の延長ペプチドをモデルとした合成ペプチドが、ミトコンドリアプロセシングプロテアーゼの基質となり正しい位置で切断を受けることを明らかにした。この合成ペプチドを修飾し、アミノ末端に蛍光基を、切断部位をはさんでカルボキシル末端側に消光基を導入した。その結果、蛍光基は延長ペプチド中の遠位のアルギニンよりもアミノ末端側に存在し、消光基はカルボキシル末端側の切断部位、すたわち、P1'から少なくとも3残基は離れていれば切断に伴い蛍光を発することが判明した。この基質は酵素反応をリアルタイムでしかも高感度に測定することを可能にした。この蛍光基質をさまざまに改変することで、基質認識における遠位および近位のアルギニン、P1'位のアミノ酸の重要性が判明した。
(2)リンゴ酸脱水素酵素の延長ペプチド中のP1'位のアミノ酸をL-フェニルアラニンからD-フェニルアラニンへと置換させた。この基質類似体はプロテアーゼにより切断を受けなくなるばかりか、もとのペプチドやin vitroで合成した前駆体タンパク質の切断をも強く阻害した。この基質類似体を用いて酵素の部位特異的標識化などへの応用を現在準備している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 荻島 正: "ミトコンドリアプロセシングプロテアーゼ活性測定用基質の開発" 生化学. 65. 793 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 下方国稔: "アドレノドキシンP1位の変異に対するミトコンドリアプロセシングプロテアーゼの基質特異性" 生化学. 65. 793 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 新留琢郎: "ペプチド基質を用いたミトコンドリアプロセシングプロテアーゼの速度論的解析" 生化学. 65. 793 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 三谷芙美子: "ANovelCellLayerwithoutCorticosteroidSynthastzingEnzymesinRatAdvenalCortex" Endocrinology. 132(発売予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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