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マウス肝ミトコンドリアのATPaseインヒビターとその安定化因子の精製

研究課題

研究課題/領域番号 05780462
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

市川 直樹  大阪市立大学, 生活科学部, 助手 (90244649)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードFoF_1-ATPase / ATPaseインヒビター / ATP合成酵素
研究概要

ミトコンドリアのF_1Fo-ATPaseはATPaseインヒビター蛋白とその安定化因子(15K蛋白、9K蛋白)によって活性調節がなされている。ATPaseインヒビターは従来、酵母や牛心筋で研究されてきたが、本研究では最近Gene Targettingなどの遺伝子操作法が確立されつつあるマウスのATPaseインヒビターと安定化因子の精製および構造決定を目的とした。実験に先立ち、まず同じげっ歯類に属するラットの肝からのATPaseインヒビターの精製を試みたが100頭余りのラットからわずかのATPaseインヒビターしか単離されなかった。時を同じくしてアメリカのRouslinら(1993)はラット、マウスを含むげっ歯類にはATPaseインヒビターは非常にわずかしか存在しないとの報告を行った。しかし、Higuchiら(1992)、Pedersenら(1993)は牛のインヒビターのcDNAをプローブとして、ラット肝のインヒビターのcDNAをクローン化した。げっ歯類におけるATPaseインヒビターの作用についてはまだ問題があると思われたので、ラットのATPaseインヒビターのcDNAの微生物での発現およびそのCharactrizationを試みることにした。cDNAはHiguchiらが決定した塩基配列に基づき、ラット肝cDNAライブラリーからPCRによって単離した。pUC119にサブクローニングしたcDNAの塩基配列はHiguchiらのものと完全に一致した。このcDNAを酵母の発現ベクターであるYEp51のGAL10プロモーターの下流にクローニングした後、酵母のATPaseインヒビター欠損株であるD100株へ導入した。しかしこの菌体から熱抽出した蛋白質画分からATPaseインヒビターの活性を検出する事はできなかった。今後酵母の発現系での発現条件の再検討、また大腸菌での発現系の検討を行いたい。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Haruo Mimura et.al.: "Binding of an Intrimsic ATPase Inhibitor to the Interface between alpha-andbeta-Subumits of F_1Fo-ATPase upon De-Energization of Mitochondria" Journal of Biochemistry. 113. 350-354 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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