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枯草菌における終止コドンUGAが翻訳される可能性についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780464
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関自治医科大学

研究代表者

松儀 実広  自治医科大学, 医学部, 講師 (40209523)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード枯草菌 / tRNA / UGAコドン / タンパク質合成系
研究概要

1.枯草菌を大量培養して得られた未分画tRNAからドットブロットハイブリダイゼーション法を用いて目的のトリプトファンtRNAを精製した。
2.UGA、UGG、UAAコドンのそれぞれを翻訳領域の中央に含む人工mRNAの設計とその遺伝子の合成を行い、この遺伝子をpBluescriptに組み込んだ。さらにこのplasmidを用いて大腸菌の形質転換を行った。
3.得られた大腸菌をcloningしてplasmidを集め、これをT7 RNA polymeraseで転写を行い目的の3種のmRNAを合成した。
4.枯草菌のS30フラクションを用いて無細胞タンパク質合成系をつくり得られたmRNAを用いてペプチドの合成を行った。この結果、加えたmRNAの量に従って合成されるペプチド量の増加が見られ、人工mRNAがこの系で翻訳されていることがわかった。
5.さらに、トリプトファンtRNAをこの系に加えた場合、tRNAがアミノアシル化されている場合には、UGAでのreadthroughはtRNA量の増加とともに増加し、逆に、アミノアシル化されていない場合は減少の傾向がみられた。この結果から、トリプトファンtRNAはUGAのreadthroughの頻度と関連性があることがわかった。この現象がトリプトファンtRNA固有のものなのかをさらに確認したい。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Matsugi et al.: "Nacleatide seguence of tryptophan tRNA from Bacillas subtilis" Nucleic Acids Research. 20. 3514-3514 (1992)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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