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誘導可能なプロモーターを用いた細胞周期の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05780519
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関東北大学

研究代表者

井川 俊太郎  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (50241576)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード細胞周期 / プロモーター / 誘導発現
研究概要

誘導効率が高く、動物細胞への影響が少ないIPTG(Isopropyl-beta-D(-)-Thiogalacto-pyranoside)をリプレッサーとして用いるMark Labow et al.(MCB 10;3343(1990)のLAPの系を用い、癌抑制遺伝子産物pRBの過剰発現を誘導することによって、増殖が停止する細胞系を確立した。そこで、細胞周期に関与することが推測される他の因子を新たに過剰発現させ、その影響からpRBおよびその因子の細胞周期における生物学的機能を解明して行く。しかし、細胞周期のような逐次反応を解析するには二種以上の独立な化学物質で制御できる誘導可能なプロモーターの開発が必要であり、本研究にてこれを開発した。Typel(alpha、beta)-interferonで誘導のかかる6-16遺伝子のプロモーターの下流のmRNAに転写される5′-非翻訳領域に鉄イオン結合蛋白質結合配列を導入し、鉄イオンによる翻訳段階での制御を組み合わせることによって、100倍から1000倍の誘導効率が得られる系を作成した。このプロモーター系を、pRBおよびそれと相互作用することが示唆されているcyclinA、cyclinD、cyclinE、E2Fなどの生物学的機能の解析に現在利用している。東北大学には、一般に開放されているflow cytometerがなかったが、研究所に共通機器として導入されたので、さらに解析を進め論文発表を行う予定である。また、通常の強発現系のプロモーターとアンチセンスオリゴヌクレオチドの併用による効率の良い制御系についても現在検討中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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