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細胞外マトリックスによるアクチン細胞骨格の制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 05780537
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

古橋 潔  藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (90222273)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード細胞外マトリックス / アクチン / 細胞骨格 / リン酸化
研究概要

細胞外マトリックスによって引き起こされる細胞骨格の調節系を探るためにまず細胞骨格構成タンパク質のリン酸化型を認識する抗体の作成を試みた。既にアクチンをリン酸化する酵素であるアクチンキナーゼ同定及び精製に成功しているので、まずアクチンのリン酸化部位に相当するペプチドを合成した。アクチンキナーゼを用いてこのペプチドのリン酸化を行ったが、アクチンキナーゼはこのペプチドを認識しなかった。現在までに報告されているプロテインキナーゼでリン酸化部位そのものを認識しないキナーゼは極めて少ない。このことはアクチンキナーゼが一次構造のみならず立体的な構造を基質として認識している事を示している。今後このような基質特異性の高いキナーゼはペプチドではなく、未変性のタンパク質を用いて発見される可能性が高い。また、この実験と平行してアクチン重合部位をリン酸化するキナーゼの検索や、細胞分裂に重要な役割をはたしていると考えられているセントラクチン(アクチンと相同性の高いタンパク質)のリン酸化酵素の同定を試みている。このような実験は、今後細胞分裂機構や細胞接着に関わる細胞骨格の調節機構が解明される引き金になると期待される。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 古橋潔: "グリコバイオロジーシリーズ3、細胞社会のグリコバイオロジー1章 糖鎖シグナルの認識と伝達" 講談社, (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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