研究課題/領域番号 |
05780539
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 |
研究代表者 |
米村 重信 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (60192811)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 細胞質分裂 / アクチン繊維 / CD43 / 微絨毛 / CV1 |
研究概要 |
1.細胞質領域の一部に欠損を生じさせたCD43とマウスE型カドヘリンの細胞外領域とからなるキメラタンパク質をマウスL細胞に発現させ、その分布をマウスE型カドヘリンに対する抗体によって、解析した。その結果、膜タンパク質CD43が微絨毛に局在するのに必要なアミノ酸配列をおよそ20アミノ酸にまで特定することが出来た。しかしながら、その部分は、他の、微絨毛に局在する膜タンパク質のアミノ酸配列とは強い共通性を持たないので、CD43は、微絨毛に局在する別の主要タンパク質と相互作用することによって微絨毛に局在するという可能性が考えられる。 2.CD43と微絨毛形成との関係を明らかにするために、マウスL細胞とは異なり微絨毛があまり発達していない、サルのCV1細胞に、CD43の細胞質領域全長を含むキメラタンパク質を発現させた。驚くべきことに、強い発現のみられる細胞においては、キメラタンパク質は発達した微絨毛に局在しているように見えた。実際に、微絨毛のマーカータンパク質であるERMに対する抗体によって、それが微絨毛であることが確認され、走査電顕による細胞表面の観察結果も微絨毛の著しい伸長を裏付けていた。よって、CD43の細胞質領域は、微絨毛の伸長の誘導という活性を有すことが明らかになった。膜タンパク質で、アクチン繊維がつくる微絨毛のような構造の形成に積極的に関与するものとしては、初めての発見ではないかと思われる。
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