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NODマウスにおける糖尿病と内因性レトロウイルスの関連性について

研究課題

研究課題/領域番号 05780630
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験動物学
研究機関三重大学

研究代表者

津村 秀樹  三重大学, 医学部, 助手 (20180052)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードNOD mice / Retrovirus / beta-cell
研究概要

NDOマウスは自己免疫性1型糖尿病モデル動物であり、その発症要因についてはMHCに連鎖した遺伝子のほか複数の遺伝子の関与が報告されている。一方、人間の糖尿病のあるケースにおいては膵臓のbeta細胞にウイルス(レトロウイルス、サイトメガロウイルス、麻疹ウイルスなど)が持続感染することで、ウイルス傷害性T細胞がbeta細胞を破壊したりMHCの異常発現などによって糖尿病の引き金になることが知られている。NODマウスの膵臓のbeta細胞には内因性レトロウイルスが存在しているが、そのウイルスが糖尿病の発症とどのように関連しているかは現在のところ不明である。しかし、C57BL/6-db/dbマウスにおいて種類の異なる内因性レトロウイルスが症状の悪化を引き起こす原因となっていることが報告されている。このことよりも、NODマウスにおいても糖尿病の発症と関連があると思われる。
現在までの研究成果はNODマウスのbeta細胞由来の内因性レトロウイルスをRT-PCR法やノーザンブロット法によって検出し、その塩基配列の一部を決定した。決定した塩基配列をもとにウイルスの膜蛋白の転写開始部位のアンチセンスオリゴヌクレオチドを合成し、ウイルスへの影響をin vitro で検討したところ、beta細胞の内因性レトロウイルスの発現は抑制された。また、ジェノミックサザンブロット法により候補となる遺伝子がNODマウス染色体上に14個存在した。そのため、通常の交配試験ではそのウイルスと発症の関連性を調べることは現在の所不可能であった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hideki Tsumura,et al.: "The character of endogenous retrovirus in pancreatic beta-cells of NOD mice" Laboratory Animal Science. 44. 9-13 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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