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組織再構築用マトリスクスの新しい設計概念-サイトカインリザーバーとしての機能性配糖体ハイドロゲル-

研究課題

研究課題/領域番号 05780650
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

岸田 晶夫  鹿児島大学, 工学部, 助手 (60224929)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード機能性高分子 / 糖鎖 / ハイドロゲル / サイトカイン / 創傷治癒 / 細胞培養 / 硫酸化高分子 / 組織再構築
研究概要

本研究の目的は、創傷治癒促進あるいは器官構成を目的とした結合組織再建用マトリクスの新しい設計概念を提唱し、モデル物質として機能性配糖体ハイドロゲルを合成してin vitroおよびin vivoにおける効果を実証することである。
具体的には、配糖体ハイドロゲルの糖部分を硫酸化し、サイトカイン結合能を付与する。これを単独で、あるいは我々の開発した創傷治癒促進剤と組み合わせて生体内に埋入し、組織修復の第二段階である炎症細胞の不活性化と繊維芽細胞の早期浸潤誘導効果を達成することを目標とする。
本年度の成果は以下の通りである。
(1)機能性配糖体ハイドロゲル・マトリクスの作製 配糖体ポリマーを硫酸化し、放射線架橋法を用いてハイドロゲルを作製した。また、支持体としてセグメント化ポリウレタンを組織侵入に最適な口径をのつ多孔質体に成型し、創傷治癒促進剤および作製した配糖体ハイドロゲルを内面に担持させたマトリクスを開発した。
(2)in vitro実験 細胞増殖因子を機能性配糖体ハイドロゲルへ結合させ、特異的結合能および細胞培養法を用いた増殖因子含有ハイドロゲルの繊維芽細胞の増殖効果をin vitroで観察した。また、得られた硫酸化配糖体ハイドロゲルに種々の増殖因子を含有させ、結合組織再構築を想定した繊維芽細胞の付着・増殖・移動の過程を細胞培養を用いて評価した。
これらの結果から、本研究で開発した機能配糖体ハイドロゲルは、細胞増殖因子を結合し、活性を高める効果が確認できた。しかしながら、最終目的であったin vivoでの評価に至らなかった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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