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生体電気インピーダンスを用いた身体運動の解析法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05780661
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医用生体工学・生体材料学
研究機関高松工業高等専門学校

研究代表者

中村 隆夫  高松工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (00249856)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード生体電気インピーダンス / 身体運動解析 / スポーツスキル / 重心動揺 / 周波数解析
研究概要

従来の身体運動の計測法は,各度計,加速度形,三次元映画撮影によるDLT法などが代表的である。しかし,各時計においては装着時に動作を束縛し易いことや,加速度計においては動作の全体像をつかみにくいこと,DLT法においては装置が高価で中小のスポーツ団体などでは利用しにくいことなどの欠点がある。生体電気インピーダンスは極力,無侵襲,無拘束に近い状態で広範囲の運動の計測が可能である。
本研究ではまず生体電気インピーダンスを用いた身体運動解析のための生体情報計測システムを構築した。これにより,関節角度や加速度等と生体電気インピーダンスとの同時計測が可能となった。次に直立姿勢における重心動揺と下腿部電気インピーダンスの計測を行い,周波数解析を用いて検討を行った。
下腿部電気インピーダンスの変化加速度には,姿勢保持のために作用する抗重力筋群による復元トルクが反映していることがわかった。さらに,インピーダンスの変動には重心動揺の変動に対して遅れがあり,姿勢制御における時間遅れが現れていることを確認した。下腿部電気インピーダンスの動揺には重心動揺と異なった直立姿勢制御のための情報が含まれていることがわかった。
今後,生体電気インピーダンス法により姿勢制御などの身体運動のメカニズムを明らかにしたり,重心動揺パターンの自動判定への応用が期待できる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 中村隆夫: "生体電気インピーダンスを用いた身体運動解析のための生体情報計測システム" 平成5年度電気関係学会四国支部連合大会講演論文集. 266- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 中村隆夫: "直立姿勢における下腿部電気インピーダンスの変動とその評価" 第8回生体・生理工学シンポジウム論文集. 185-190 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 中村隆夫: "スペクトル解析を用いた姿勢制御における重心動揺と下腿部電気インピーダンス変動との相互比較" 第16回日本ME学会中国四国支部大会講演抄録集. 37- (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 中村隆夫: "重心動揺に伴う下腿部電気インピーダンスのスペクトル解析" 第33回日本エム・イー学会大会論文集. (1994年5月に掲載予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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