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ウイグル語との対照による日本語の活用・接辞の発生論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05801056
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関京都大学

研究代表者

木田 章義  京都大学, 文学部, 助教授 (30131486)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードウイグル語 / 古代日本語 / 類型論 / 活用 / 接辞 / 発生
研究概要

本年度は、現代ウイグル語の文法的分析を中心に研究を進めた。
現代ウイグル語の例文を、『毎周一句話』より約1800例集め、パソコンに入力し、それを分析した。同時に各種のウイグル語文法書による記述を参照し、現代ウイグル語の文法体系の特徴を、特に接辞を中心にまとめた。一つ一つの例について、ウイグル語を母語とするインフォルマントに質して、例文としての性格、同じ意味の表現としてどのようなものがあるかなどを確認した。
一方では現代日本語の文法現象を、ウイグル語との対照を念頭におきつつ整理した。その結果を比較対照したが、その作業を通じて、現代語における両言語の文法的な違い、また類似の現象を摘出した。日本語もウイグル語でも、動詞の後ろに複数の助動詞が接続することができるが、助動詞の相互接続は基本的に同じであることや受け身の助動詞が後の発展であるらしいことなど、共通した現象がいくつか見つかっている。現代語については、ほぼ両言語を対象とした類型的研究の基礎的な部分を終えた。
続いて、両言語の古文献を分析し、両言語の文法の歴史的な変遷を明らかにし、その変遷の類型がどのように一致し、どのように異なるかという点を比較対象し、古代日本語の活用や接辞の発生に至る予定である。現在はウイグル語古文献を一冊選び、パソコンに入力しつつある。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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