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対照言語地理学の試み-日本、フランス、中国の言語地図を例に-

研究課題

研究課題/領域番号 05801069
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 言語学・音声学
研究機関静岡大学

研究代表者

岩田 礼  静岡大学, 人文学部, 助教授 (10142358)

研究分担者 山口 幸洋  静岡大学, 人文学部, 講師 (30242754)
川口 裕司  静岡大学, 人文学部, 助教授 (20204703)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード対照言語地理学 / 言語地図 / 標準語化 / 分布パターン / 方言量 / 語彙体系
研究概要

本研究は“方言事象を不連続な地理的条件のもとで比較・対照する"という対照言語地理学の構築を目指し、そのために日本、フランス、中国の言語地図を対象としていくつかの準備的作業と検討をおこなった。
1)パソコンによる言語地図作成システムの作成:EGL(Editor for Geographical Linguistics,前川喜久夫氏作成)に改良を加え、日本語のみならずフランス語、中国語についてもパソコンによって言語地図が作成できるシステムを作成した。またEGLの地点データを入力するための支援ソフト、3次元空間に言語地図を記述できるプログラムを開発した。
2)言語地図の検討:上記三地域(国)の言語地図に検討を加え、全国地図については分布パターンを類型化するとともに、特に植物、動物に関する語彙を取り上げて、方言量の多寡、namingの異同、類音牽引の問題等を検討した。その際中国語については項目数を増やすために、スタンプ方式の語彙地図を15枚作成した。狭域地図については、浜名湖周辺と中国・太湖周辺を取り上げ、分布の特徴、中心地の影響等を比較・検討した。
3)標準語化の過程:日本語については、標準語成立に関する上方語の影響とその背景としての東西対立型分布が指摘されているが、中国語については南北対立を背景とする江淮官話の北京官話に対する強い影響が考えられる。またフランス語の場合は、パリを中心とした標準語化の拡大と方言地域の縮小という過程を推論することができる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 山口幸洋: "消えゆく方言" 静岡県史民俗篇(2)(静岡県教育委員会). 381-386 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 川口裕司: "Extension du francais moyen dans les dialectes(ALIFO,ALCB)" Jacques Chaurand教授退官記念CBS mots qui sont nots mots会議発表論文集. (1995)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] W.ブロータース・岩田礼・橋爪正子: "中国の方言地理学のために" 好文出版, 230 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山口幸洋: "環浜名湖言語地図" 文部省科学研究費報告書, 102 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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