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コンクリートの圧縮強度における寸法効果と分岐理論によるその解明

研究課題

研究課題/領域番号 05805039
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 土木材料・力学一般
研究機関東北大学

研究代表者

池田 清宏  東北大学, 工学部, 助教授 (50168126)

研究分担者 丸山 久一  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30126479)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード寸法効果 / 分岐理論 / 強度変動 / 圧縮強度 / 初期不整
研究概要

コンクリートの供試体の圧縮強度のバラツキを記述する理論を誘導した。これは、強度のバラツキが各供試体の初期不整(供試体の個体差を表わす分岐パラメータ)であるという仮定に基づき、初期不整の介在による強度の低下量を確率論的に評価したものである。圧縮強度の確率密度関数が陽な形で求まるので、実験データの分析に有用である。
実験の第一段階として、同一寸法・同一材料の試験体を多数(40〜50)同時に作成し、1ケ月後に圧縮強度試験を行ない強度変動のヒストグラムを求めた。このヒストグラムと理論的に求めた確率密度関数とを比較し、両者は良好に一致していることを確認した。また、カイ2乗検定を行なった結果、本理論は従来の定説であった正規分布よりも、実験データを記述しえることを明らかにできたことは本研究の大きな成果であった。現在、供試体の圧縮強度や粗骨材や細骨材の粒径と粒度分布を種々に変えた実験を行なっているところである。
実験の第二段階として、供試体の寸法を種々に変えた実験を行なった。各寸法毎に数ケースしか実験しておらず、全くの予備段階であるが、本研究の最終目標である「分岐による効果と破壊力学的な効果の混在」を示すことができそうである。
現在、強度変動の成果を投稿論文として執筆中であり、寸法効果の成果もデータがそろい次第執筆する予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 室田一雄・池田清宏・柳沢栄司: "正規分布する初期不整に関する統計理論" 第43回応用力学連合講演会 講演予稿集. 43. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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