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設計における空間認識の視覚的分析(space study)

研究課題

研究課題/領域番号 05805049
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 都市計画・建築計画
研究機関新潟大学

研究代表者

西村 伸也  新潟大学, 工学部, 助教授 (50180641)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1994年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード視点 / 空間認知 / 設計方法 / プロトコル分析 / イメージ / 設計教育 / 軸 / 派生
研究概要

今年度は、平成5年度に得られた「視点」の10の類型を、空間を創るときの「単語」と捉えて、これに対する「文章」としての空間の生成特徴にについて分析を行った。つまり、設計者が空間をイメージする時にもつ「視点」を手がかりにして、「視点」の出現特性とともに、それが組み合わされて空間として統合される様態を分析しその一面を分析した。ここでは、「視点」の軸という概念(「文章」にあたる)を分析の対象として、「視点」の類型が設計プロセスの中でどのように出現し、それがどのように組み合わされ統合されていくのかという構造特性(設計方法の豊さ)を捉えている。平成6年度の分析結果は、以下にまとめられる。
1.「視点」の出現の仕方について、「発生」・「展開」・「派生」という3つの類型に分類された。これらは、空間イメージの創造、具体化、分散の拡大というそれぞれの特性を持っていることが捉えられた。
2.空間がイメージされるときに、「視点」が「展開」によってつながる特有な構造(「視点」の軸)があることが、被験者の設計プロセスのフロー図から明らかになった。
3.「視点」の軸には、その中の任意の「視点」が分岐して新たな軸を派生させており(一次派生・二次派生)、この派生する軸によって空間のイメージの豊かさと多様さが生成されると考えられた。
4.派生関係にある「視点」が11以上ある軸は、設計の中心的な空間イメージであり、このような軸を中心に設計が進められる場合と中心的な空間イメージを持たない場合とが確認された。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西村伸也,高橋鷹志,服部久雄,石田滋之,藤井昌幸: "空間認識から見た設計の思考プロセスの考察-「視点」による学生設計課題の分析-" 日本建築学会計画系論文集. 455. 87-96 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shin-ya NISHIMURA: "A STUDY OF THE SPACE COGNITION OF ARCHITECTURAL DESIGN - DIVERSITY AND CHARACTERISTIC OF THE ARCHITECTURAL SPACE "VIEWING"-" JOURNAL OF ARCHIT.PLANN.ENVIRON.ENGNG AIJ. No.455. 87-96 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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