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超音波顕微鏡によるイオン交換強化ガラスの残留応力と表面ゆがみの測定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05805059
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 材料加工・処理
研究機関北海道大学

研究代表者

成田 敏夫  北海道大学, 工学部, 教授 (60001252)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード超音波顕微鏡 / 表面弾性波 / イオン交換ガラス / 表面応力 / 非破壊評価 / 表面ゆがみ / X-Zモード / V(Z)曲線
研究概要

本研究では、イオン交換強化ガラスをモデル材料として、超音波を照射したときに発生する表面弾性波の音速測定から、残留応力と表面のゆがみを測定する事を試みた。
まず、イオン交換法により、ソーダガラス表面にNaとKの交換層を形成した。その結果、ガラスの破断強度は無処理に比較して6倍以上増大する事を明かになった。これは、NaよりもKのイオン半径が大きいために、ガラス表面に圧縮応力層が形成されたためである。
次に、超音波顕微鏡を使用して、イオン交換ガラス表面の音速を測定し、破断強度と比較した。その結果、両者には比例関係が成立する事を見いだした。また、超音波顕微鏡内に小型の曲げ試験機を設置し、ガラスの音速と曲げ応力の関係を測定した。その結果、音速は曲げ応力(引張)とともに減少した。一方、X-Zモード像の解析から、応力によるガラス表面のゆがみを0.1ミクロンの精度で測定する事ができた。
応力と音速の関係およびイオン交換ガラスの音速変化から、ガラス表面の応力分布を決定した。これより、500MPa以上の圧縮応力場の存在が確認された。さらに、周波数を変化させる事により、表面から内部に向かって存在する応力分布を推定する事が可能となった。
以上の結果から、超音波顕微鏡による応力と表面ひずみの同時測定の可能性を実証する事ができた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Toshio Narita: "Sulfidation Properties of Ti-Al Intermetallic Compounds at Elevated Temperatures in H_2S-H_2 Atmospheres" Proceedings of The 3rd IUMRS-ICAM-93. 1. G-16 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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