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酵素を用いるペプチド合成、とくにヒトインスリンの全合成

研究課題

研究課題/領域番号 05806014
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関東亜大学

研究代表者

森原 和之  東亜大学, 工学部, 教授 (80230142)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードインスリンの全合成 / V8プロテアーゼ / トリプシン / リジルエンドペプチダーゼ / フラグメント縮合 / 一本鎖インスリン / インスリン / ペプチド合成 / ぶたインスリン / ひとインスリンの全合成
研究概要

本研究の最終目標は、酵素法によるインスリンの全合成であるが、今回はその一環として、酵素を用いるA鎖及びB鎖それぞれのフラグメント縮合と、A、B両鎖の結合による一本鎖インスリン生成への応用を検討した。
酵素としては、特異性の厳密なStaphylococcus aureusV8プロテアーゼ(SAPと略)、トリプシン(Tと略)およびリジルエンドペプチダーゼ(Lと略)を使用した。8種類のインスリンフラグメントは島津PSSM-8型ップチド合成機を用いて調製した。フラグメント縮合は、高濃度有機溶媒存在下(ジメチルホルムアミド、40%)、アミン成分2mM,カルボキシル成分10mM、pH6-7、室温、1-3日、可溶系にて反応を行った。縮合は、高速液体クロマトグラフィにより調べ、下記の反応はいずれも、アミン成分のピークの消失と新しいピークの出現を認めた。新しいピークは予想される縮合物であることをアミノ酸分析により確認した。
アミン成分 カルボキシル成分 酵素 縮合物
A(1-17) A(18-21) SAP A(1-21)
B(1-13) B(14-22) SAP B(1-22)
B(1-22) B(23-30) T B(1-30)
A(1-21) B(1-29) L B(1-29)-A(1-21)
*A,BはそれぞれインスリンA鎖、或いはB鎖を示す。括弧内はアミノ酸番号。
なお、以下の保護基導入、
A鎖:Cys6-Cys11,S-S架橋;Cys7-Acm;Cys20-Acm
B鎖:Cys7-Acm,Cys19-Acm

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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