研究課題/領域番号 |
05807033
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
南 正康 日本医科大学, 医学部, 教授 (00019639)
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研究分担者 |
稲垣 弘文 日本医科大学, 医学部, 助手 (50213111)
勝又 聖夫 日本医科大学, 医学部, 助手 (80169482)
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研究期間 (年度) |
1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 次亜塩素酸 / 洗剤 / 塩酸 / 塩化メチル / クロラミン / カーボニックアンヒドラーゼ / 葉酸代謝系 / 蟻酸 |
研究概要 |
【.encircled1.】洗剤混用をくみ取り式トイレで行って、どのような化学物質の発生をみるかを、辛うじて残っていた、東京近辺のくみ取り式直線型トイレを用いて、検索した。そして、クロラミンと塩化メチルの生成を確認した。云うまでもなく、大量の塩素ガスの発生も確認した。 【.encircled2.】既に報じられた、洗剤混用による失明事故(南ら、Hum.Exp.Toxicol.1992;11;27-34)で、クロラミンは、カーボニックアンヒドラーゼを阻害することがわかっており、洗剤混用(但し、くり取り式トイレ上)によるアシドーシスは、これに帰せた。これについても、更に、pHメーター法で再試した。 【.encircled3.】マウスを用いて、クロラミンが塩化メチルの代謝系と係わり、フォルミルテトラヒドロフオレート・デヒドロゲナーゼを阻害して、塩化メチルから生成した蟻酸を蓄積させ、これが失明を惹起することを示唆した。(Biochem.pharmacol.1993:45(5);1059-1064に、南,稲垣,勝又らが報告)。 【.encircled4.】クロラミンは、ミトコンドリア膜の構造を崩して、金属の選択的とり込みが、できなくなるため、亜鉛プロトポルフィリンの生成を増すことがわかった。
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