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萎縮性胃炎とペプシノーゲン、細菌学的検査との関連に関する疫学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05807037
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関産業医科大学

研究代表者

徳井 教孝  産業医科大学, 産業生態科学研究所・臨床疫学, 講師 (50207544)

研究分担者 吉村 健清  産業医科大学, 産業生態科学研究所・臨床疫学, 教授 (20037435)
研究期間 (年度) 1993 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1994年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード萎縮性胃炎 / ヘリコバクター・ピロリ / ペプシノーゲン / 症例対照研究 / 疫学 / ビタミンA / ビタミンB / ヘリコバクター・ピロリ- / 胃癌 / ビタミンC / ヘリコバクターピロリ / 胃がん
研究概要

萎縮性胃炎の罹患にHelicobacter pylori感染が関連しているかどうかを明らかにするため,症例対照研究を行った.症例群は,1995年に福岡県O町の基本健康検査を受診した者の中で,1991年,1992年の血清ペプシノーゲン値により萎縮性胃炎と判定されず,かつ1995年の測定で初めて萎縮性胃炎と判定された39名である.対照群は2回の検査で萎縮性胃炎と判定されなかった164名である.萎縮性胃炎の判定は,血清ペプシノーゲンI(PGI)と血清ペプシノーゲンII(PGII)の比PGI/PGIIが3未満とした.萎縮性胃炎罹患へのHelicobacter pylori感染のリスクをLogistic regression modelを用いて解析した.Helicobacter pylori感染の萎縮性胃炎罹患へのオッズ比は5.2(95%信頼区間:2.08-13.17)と有意な関連がみられた.そこで,Helicobacter pylori感染の萎縮性胃炎罹患への影響を年齢別、性別にみると,65歳未満では、オッズ比が7.6(95%信頼区間:2.09-27.85)と有意なリスクの上昇がみられた.しかし、65歳以上ではオッズ比が3.5(95%信頼区間:0.94-13.10)とリスクの高まりがみられたが、有意ではなかった.性別では、男性においてはオッズ比が1.4(95%信頼区間:0.30-6.10)であり有意な関連はみられなかったが、女性ではオッズ比が9.8(95%信頼区間:2.82-34.11)と有意なリスクの上昇を示した.以上から,Helicobacter pylori感染は萎縮性胃炎罹患へのリスク要因となり,その影響が男女で異なることが示唆された.

報告書

(4件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 徳井教孝: "萎縮性胃炎とHelicobacter pylori感染の血清疫学研究" 産業医科大学雑誌. (印刷中). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Noritaka Tokui: "A Sero-epidemiological Study on Atrophic Gastritis and Helicobacter pylori Infection" Journal of UOEH. (in press). (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1995 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 徳井教孝: "萎縮性胃炎の罹患とHelicobacter pylori感染の血清疫学研究" 産業医科大学雑誌. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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