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△^<12>PGJ_2のヒト大腸癌株の増殖抑制および癌遺伝子に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 05807114
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

吉田 典行  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (60174934)

研究分担者 井上 典夫  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (10223265)
安藤 善郎  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (80244383)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード△^<12>プロスタグランディンJ_2 / c-myc
研究概要

最近シンクロペンテノン構造を有するprostaglandin(PG)の腫瘍増殖抑制効果が注目を浴びている。今回ヒト大腸癌細胞株であるLS174Tを用い△^<12>PGJ_2の腫瘍細胞増殖抑制効果を測定するとともに、同時期の細胞周期への影響をflowcytometeyにて解析し、併せてc-myc蛋白発現との関連について検討したので報告する。【方法】LS147T1.0×1.0^6個を培養液中(DME+10%FBS+NEAA)に播種し5%CO_2インキュベーター(37℃)で48時間培養後△^<12>PGJ_2を各種濃度(0〜10mug/ml)で負荷後48時間までの細胞抑制効果をMTTassay法にて行い、同時期の細胞周期への影響をflowcytometryにて解析した。核酸合成との関連は、Wallen等のDNase/PI法に準じflowcytometryを用い検討し、細胞周期との関連は、Rowlsy等の方法に準じpropidium indide(PI)とマウス抗c-myc蛋白モノクロナール抗体の二重染色法を用いflowcytometryによる解析を行った。【結果】1)LS174T細胞株に△^<12>PGJ_2を負荷後24時間、48時間のMTTassayにおいて用量依存的抑制効果を認め、IC_<50>は2.5mug/mlであった。2)IC_<50>濃度2.5mug/mlの△^<12>PGJ_2負荷後のflowcytometryでのPARA1解析では、負荷後24時間後の%G_0+G_1,%S,%G_2+Mの対照に対する比は、それぞれ115.9±1.6%,76.1±10.0%,93.5±6.1%で48時間では113.2±1.1%,75.7±7.8%,92.6±4.3%と、負荷後24、48時間ともにG_0G_1期細胞の蓄積が認められた。3)DNase/PI法による核酸合成との検討では△^<12>PGJ_22.5mug/ml負荷24時間、48時間、72時間後の負荷前との比率をみると、それぞれ98.1±16.9%,71.3±8.8%,61.9±3.8%と対照に比しRNA染色陽性率が低く、核酸合成阻害が認められた。4)△^<12>PGJ_22.5mug/mlの濃度負荷ではc-myc蛋白過剰発現率は対照に比し増加しc-myc蛋白と細胞増殖周期との関連の従来報告とは違う結果であり、今後さらなる検討を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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