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内視鏡下心外膜レーザー照射による頻脈性不整脈の外科治療

研究課題

研究課題/領域番号 05807120
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

三崎 拓郎  富山医科薬科大学, 医学部, 助教授 (40092811)

研究分担者 渡邊 剛  富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (60242492)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード頻脈性不整脈 / 非薬物療法 / 直達手術 / 胸腔鏡下手術 / レーザー
研究概要

難治性頻脈性不整脈に対する非薬物療法として直達手術、高周波カテーテルアブレーションが試みられている。しかし前者は手術侵襲が大きく、後者は進達度の問題で心外膜側の頻拍発生源を有する症例には無効である。一方、呼吸器外科領域では胸腔胸鏡下手術が盛んに行われる様になり、それ以外の領域への応用も試み始めている。今回我々はこの胸腔鏡を用いた方法を、頻拍の心外膜アプローチによる手術に応用を試みた。
成犬を静脈麻酔下に分離気管内挿管し、左気胸を作成した。ついで左肋間3個所に小切開(胸腔鏡挿入用ほか2個所)を加えた。次いで胸腔鏡下に、把持鉗子で肺をよけ心膜に達し鋏み鉗子で心膜を切開した後に、特注電極を用い心表面マッピングを行った。電位はマッピングシステムHPM-7100(フクダ電子社製)で採取した。最後に、Nd:YAGレーザーのプローベを挿入し、非接触法で心表面からの心筋アブレーションを試みた。
心表面からのレーザアブレーションにより境界鮮明な病巣の作成が可能であったが、小型犬1例で心外膜での破裂を生じた。この破裂は、胸郭と心膜の解剖学的な位置関係から、レーザープローブと心膜との距離を十分取り得ないためであった。従って体重の少ない犬においてはレーザーの非接触法は困難、危険であることが予想された。また現在の胸腔鏡下手術では3次元での像を得ることが出来ないため技術的習熟が要点となると思われた。この点からいえばエネルギー源としてレーザーでなしに、高周波を用いる方法が有望と思われた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 三崎拓郎: "胸腔鏡を用いた心外膜アプローチによるアブレーションの試み" 第9回日本心臓ペーシング学会. (講演予定).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] H.Ohtake,T.Misaki: "Developmrnt of a new intraoperative radiofrequency ablation technique using a needle electrode." Ann Thorac Surg. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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