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低出カレーザーの組織賦活作用の解明について-神経賦活および上皮再生促進能を中心に

研究課題

研究課題/領域番号 05807192
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

吉田 憲司  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学1, 講師 (40183701)

研究分担者 金子 道生  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学1, 助手 (20261026)
加藤 麦夫  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学1, 講師 (30214406)
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1994年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード低出力レーザー / 組織賦活 / 顔面神経麻痺 / 下唇知覚麻痺 / 神経賦活 / 上皮再生促進能
研究概要

平成5年度の実験結果および当講座にて今までに行ってきた基礎資料を基に、低出力レーザー照射の臨床効果について検討を行った。平成6年度では主として25例の抹消性顔面神経麻痺患者に低出力Nd:YAGレーザー照射による治療を行い、臨床効果について検討を行った。
<結 果>抹消性顔面神経麻痺25例の転帰は、著効9例(36.0%)、有効13例(52.0%)、無効3例(12.%)で改善例は22例(88.0%)とほぼ良好な治療効果が得られた。初診時の麻痺の程度が完全麻痺と不完全麻痺の転帰を比較すると、完全麻痺5例では60.0%の有効率を示した。不完全麻痺群20例では95.0%の有効率であり、当然のことながら完全麻痺より不完全麻痺のほうが有効例が多く、また改善度が高かった。
発症から治療開始までの期間と転帰の関係では2週間以内の新鮮例9症例では著効7例(77.8%)、有効2例(22.2%)と改善率100%であり、2週間以降の陳旧例16例は著効2例(12.5%)、有効11例(68.8%)と改善率81.3%であった。無効3例は発症から治療開始まで約6ケ月から数年経過していたものであった。この結果より発症してから早期にレーザー治療を開始した症例は、治療終了までの期間は短く予後が良かったが、レーザー治療開始までの期間が長期にわたるものほど症状の回復までに期間を要し、治療効果が劣る傾向がみられた。
今回の研究では、各種低出力レーザー照射時の影響を検索した。その結果、神経賦活にはNd:YAGレーザー、照射出力300mWの条件が至適条件と推察され、顔面神経麻痺症例に応用したところ良好な治療結果が得られた。低出力レーザーの生体への影響、効果については未解明な部分も多く、今後も引き続き研究を行う予定である。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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