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共鳴核種と中性子との反応率の解析手法を検討するための照射実験と検討

研究課題

研究課題/領域番号 05808043
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 エネルギー学一般・原子力学
研究機関名古屋大学

研究代表者

三澤 毅  名古屋大学, 工学部, 助手 (70219616)

研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1994年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1993年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード共鳴核種 / 内部反応率分布 / 共鳴の干渉 / 放射化法 / 詳細群計算 / 多群法 / マルチバンド法 / 金箔 / マルチグループ法
研究概要

TRUなどの共鳴核種と中性子との反応率の解析を行うための基礎研究として、金、タングステンなどの共鳴核種の薄い箔の熱外中性子エネルギーおよび熱中性子エネルギーに対する中性子放射化実験をAm-Be中性子源を用いた黒鉛設備および原子炉を用いて行い、特に厚さ20〜50μmの箔を10〜20枚重ね合わせた試料を照射することにより、箔内部での共鳴核種と中性子との反応率分布に着目して詳しい実験データを測定した。さらに、金と共鳴が近接した銀、タンタル、インジウムなどの別の共鳴核種が存在する場合に、金箔の内部での反応率がどのように影響を受けるかについての詳細な測定も行った。得られた実験データを元に、詳細エネルギー群計算法、エネルギーの縮約を行った多群計算法、およびマルチバンド法を用いて反応率分布の解析を行った。その結果、共鳴核種の箔内部では中性子の空間的自己遮蔽の効果のために反応率が大きく落ち込むこと、さらに共鳴が近接した場合に箔の内部での反応率が大きく影響を受けること、その解析を行う場合、多群法では通常の計算では詳細群とされているような群数であっても反応率分布の精度を上げることが難しいものの、マルチバンド法では比較的少ないバンド数で良い精度の解析を行えることなどがわかった。しかし、金と銀のように非常に近接した共鳴が存在する場合には計算の精度は悪くなること、両手法ともにタングステンのような吸収ではなく散乱の共鳴が重要である場合には反応率の計算精度が悪くなることがわかった。

報告書

(3件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.MISAWA,K.FUSHIKI,S.SHIROYA,and T.KOBAYASHI: "Measurement of Gold Reaction Rate in the Thermal Neutron Field of Heavy Water Facility at the KUR" Annual Report of Research Reactor Institute,Kyoto University. 27. 212-217 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tsuyoshi MISAWA,Katsumi FUSHIKI Seiji SHIROYA and Tooru KOBAYASHI: ""Measurement of Gold Reaction Rate in the Thermal Neutron Field of Heavy Water Facility at the KUR"" Ann.Rep.Res.Reactor Inst., Kyoto Univ.Vol.27. 212-217 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.MISAWA,K.FUSHIKI el al.: "Measurement of Gold Reaction Rate in the Thermal Neutron Field of Heavy Water Facility at the KUR" Annual Report of Research Reactor Institute,Kyoto University. 27. 212-217 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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