• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

出土木材の保存処理に及ぼす水中保存中の劣化とその抑制

研究課題

研究課題/領域番号 05835016
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 文化財科学
研究機関京都芸術短期大学

研究代表者

高妻 洋成  京都芸術短期大学, 文化財科学研究所, 専任講師 (80234699)

研究分担者 岡田 文男  京都市埋蔵文化財研究所, 調査部, 調査員
研究期間 (年度) 1993 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1994年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード出土木材 / 水中保存 / 劣化 / 保存処理
研究概要

1)前年度に引き続き,屋外と屋内における試験環境下で出土木材の水中保存中の劣化を追跡調査した.発生した微生物を顕微鏡を用いて同定することを試みたが,現段階では,菌種およびバクテリアの種の同定には至っていない.
2)材質分析の結果は,いずれも水中保存中に劣化が進行することを示した.特に表面からの劣化の進行が,水中保存中において,いわば「材がやせていく」という現象を如実に示すものである.また,顕微鏡による細胞壁の劣化状態の観察から,種々の微生物による様々な劣化形態が認められた.
3)水中保存中の出土木材に存在する微生物を単離し,培養することを試みたが,単離法ならびに培養条件の設定に難があり,培養には至っていない.現在,種々の防腐剤の投入による腐朽の抑制が検討されている.しかし,それらについては薬害や有効性に依然として種々の問題を有しているのが現状である微生物の同定とあわせ,単離・培養の問題を解決することで,出土木材を水中保存中において劣化させる微生物の生息条件を知り,その上で水中保存の良好な条件を設定することが可能となるものと思われる.

報告書

(2件)
  • 1994 実績報告書
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 高妻 洋成,岡田 文男: "出土木材の保存処理に及ぼす水中保存中の劣化" 京都芸術短期大学文化財科学研究所研究紀要. 4. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi