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知識の形成と構造に関する生態学的・実験心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05851011
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関川村学園女子大学

研究代表者

鵜沼 秀行  川村学園女子大学, 文学部, 専任講師 (40211081)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード生体運動(biological motion) / 知識 / 知覚・認知 / 歩行 / 実験心理学
研究概要

生態学的に妥当な刺激構造の抽出にもとづいた、人間の知識形成とその構造の分析を目的として実験的研究を行った。研究は現在も進行中であり、結果は随時学会等に発表の予定である。以下にその概要を述べる。
歩行パターンをシミュレートした生体運動(biological motion)の認知について、特に足の動きに関する分析を実験的に行った。その結果、予測されたような、接地時間/滞空時間という高次の変数を観察者が直接に知覚し、分類判断に用いていることを実証するには、現時点で至っていない。実験結果は歩行の速さに大きく影響されている。歩行パターンの高次の構造を抽出するためには、速度・大きさ等の標準化が必要であり、これらを考慮した実験が進行中である(1994,第58回日本心理学会に発表予定)。さらに時間的変数のより詳細な分析のたに、フレーム単位の制御を可能とするビデオ編集機を必要とするため、早稲田大学教育学部所有の機材を使用した分析を予定している。
一方、文敵研究等から、人間の生態学的刺激に対する知識形成を個体発生の観点から検討することがきわめて有効であることが新たに示唆された。すなわち、乳児(生後4ヵ月前後)において対象既念の形成が可能となるとともに、生体運動が知覚されるという資料が報告されており、今回の研究においてもこの点についての研究を加えることとした。現在4ヵ月児を用いた予備的研究が進行中であり、その結果を発表予定である(1994,第36回日本教育心理学会)。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鵜沼 秀行: "生体運動の知覚-歩行パターンの分析-" 日本心理学会第58回大会発表論文集. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 鵜沼 秀行: "乳児における運動の知覚" 日本教育心理学会第36回総会発表論文集. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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