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民法解釈学における方法論的転回に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 05852007
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 民事法学
研究機関北海道大学

研究代表者

吉田 邦彦  北海道大学, 法学部, 助教授 (00143347)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード法的思考 / 実践哲学 / ポスト・モダン / インフォームド・コンセント / 医療保障 / 子の監護 / 環境訴訟
研究概要

1.既に発表したジュリスト論文(「法的思考・実践的推論と不法行為『訴訟』」ジュリ997〜999(1992))では、法学方法論として、法術紋論と法政等論とを意識的に区別する必要性・及びそれを前提とした前者における法的推論(法的正当化)の実践哲学的意義を強調したが、本研究では、その具体的応用としての実作作用にあてられた。例えば、医療過誤におけるインフォームド・コンセント法理について、医療保障政策の観点からの再検討を試みた。
2.またその過程で、法規範による紛争解決という伝統的モデルのゆらぎとも言えるポスト・モダンの法現象にも関心を寄せ、その具体的場面として、子の監護をめぐる紛争及び環境紛争(嫌忌施設に関する差止紛争)を扱い、その現代的特色を考察した。
3.さらに広く、法規範と家族及び社会の構成のあり方との関わりという法社会学的関心が高まり、今後家族性及び医事法の諸問題の研究を通じて理解を深めていく予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 吉田邦彦: "近時のインフォームド・コンセント論に対する一疑問(1)(2分)-日本の医療現場の法政策的考察を中心として-" 民商法雑誌. 110巻 1号、2号. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田邦彦: "子の監護紛争をめぐる日米の法状況-ポスト・モダン的紛争解決の立場から見た理論的考察" ケース研究. 240号. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田邦彦: "判例研究和泉市火葬場事件-嫌忌施設の建設の操業の差止" 公害・環境判例百選(森寄二淡路編). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田邦彦: "判例研究案欠権者が子を代理にその所有する不動産を第三者の債務の担保に供する行為と利益相変性及び代理権濫様の有無" 判例時報. 1464号. 201-206 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田邦彦: "判例研究一番抵当権設定時に土地・建物の所有者が異なったがその後同一人に帰した場合と法定地上権の成否" 北大法学論集. 44巻 4号. 935-949 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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