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振動型磁気リコネクションの非線形発展

研究課題

研究課題/領域番号 05854034
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 超高層物理学
研究機関宇宙科学研究所

研究代表者

星野 真弘  宇宙科学研究所, 企画情報解析センター, 助教授 (90241257)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード磁気リコネクション / 数値シミュレーション
研究概要

磁気リコネクション過程は、プラズマ・シートに蓄えられた磁場エネルギーをプラズマの運動エネルギーや熱エネルギーに変換し、ダイナミックな構造変化に伴い様々な興味深い現象を作り出していることはよく知られている。本研究では、これまでの余り議論されていない磁気リコネクションの素過程を見直すことにした。それは、1)電子とイオンの慣性の違いから生ずる「2流体性」の効果が生むイオン音波とアルフベン波との競合過程と、2)磁気リコネクション面に対して斜めに伝搬する波の効果を調べることである。これらの効果により、従来の古典的なリコネクションは周波数の実部がゼロであるのにたいして、周波数の実部が有限の値を持つ非定常のリコネクションとして発展することが予想されていた。我々は、独自に開発した2流体近似の電磁流体コードを用いた数値シミュレーションで、振動型の磁気リコネクションの非線形発展を研究した。これまでに得られた結果は、1)X点がドリフト波にのって時間と共に移動すること、2)磁気中性面から放射されるイオン音波が、磁気リコネクションの自由エネルギーを持ち出し、エネルギー変換効率を押さえること、3)また、放射されたイオン音波と渦運動を励起する従来のアルフベン波が共鳴して乱流状態の磁気リコネクションに発展することなどである。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Hoshino and T.Takeshima: "A Turbulent Model of Time Variability in X-Ray Binary Pulsars" Astrophysical J.411. L79-L82 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] T.Terasawa,M.Hoshino,and M.Fujimoto: "A New Class of Exact Solutions for 3D Compressible Reconnection Problem" J.Geomag.Geoelectr.45. 613-618 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] M.Hoshino: "Computer Experiments of Nonlinear Kinetic Process in Space Plasmas" Review of Radio Science. 569-575 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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