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実用型酸化物高温超伝導線材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05855042
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電子・電気材料工学
研究機関九州大学

研究代表者

鄭 旭光  九州大学, 工学部・電子工学科, 助手 (40236063)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード高温超伝導 / セラミックス / 臨界電流密度 / ピン止め / 転位 / 試料作製
研究概要

酸化物高温超伝導セラミックスの線材化は超伝導体への酸素供給、磁場中の臨海電流の劣化、粒界弱結合による全体臨界電流密度の低下といった難問を抱えて成功していない。近年銀を皮覆材料とした酸化物超伝導線材或いはテープが提案されている。これは銀が高温で酸素を透過する性質があるため、熱処理の際銀パイプ壁を通して酸素を酸化物に導入できるためである。しかしながら、貴金属である銀を利用した超伝導線材は大変高価になり量産しかねる。また、酸素供給以外の問題も本質的に解決されていない。
本研究はY系高温超伝導材料を中心に下記の研究を行った。
1.磁束ピン止め中心の導入。
溶融法により作成したY系高温超伝導体では溶融状態から析出した不純物相をピン止め中心として利用し、成功しているが、この方法は超伝導体の融点を超える1000度以上の高温処理が必要であるため、線材化に適していない。本研究は線材化に適用できる磁束ピン止め中心の導入をねらってY系高温超伝導体に簡単な熱処理などの方法で転位を生成させ、それがピン止め中心として利用できることを発見した。結果をJJAPに報告している。
銀に代わる廉価金属被覆材の探索
酸素供給をまったく必要としない超伝導材料YBa_2Cu_4O_8を簡便に作成できる方法を見つけた。青果をJJAPに公表している。これを利用したら銀以外の普通金属で線材が作れ、低コストの線材の実現が可能になる。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] X.G.Zheng: "Preparation of Bulk YBa_2Cu_4O_8 by a Simple Solid-State Reaction Method" Jpn.J.Appl.Phys.33. L165-L167 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] X.G.Zheng: "Generation and Flux-Pinning Effect of High-Density Dislocation in High-Tc Superconductor YBa_2Cu_3O_7-8" Jpn.J.Appl.Phys.33. 1309-1313 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Y.Tomokiyo: "Microstructures and dissociated dislocation in YBa_2Cu_3O_7-x Prepared by a“grain coating"technigue" Physica C. 219. 288-296 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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