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重錘落下による土の衝撃締固め機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05855070
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

大島 昭彦  大阪市立大学, 工学部, 助手 (10203762)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード衝撃荷重 / 締固め / 加速度 / 地盤密度 / 砂質土
研究概要

土の締固めに重錘落下による衝撃締固めがある。この手法は一般に、打撃エネルギーで管理されるが、打撃エネルギーを構成する重錘質量、落下高、打撃回数が締固めに与える影響水準は同一である保証はなく、その締固め機構は必ずしも明確にされていない。
本研究は、重錘落下による締固めの根源である衝撃力に着目し、室内締固め試験と同規模の条件で地盤を重錘打撃するときに生じる重錘加速度を測定する実験を行った。重錘加速度と重錘貫入量が重錘の質量、底面積、落下高と地盤密度および土の種類によってどのように変化するかを調べることによりその締固め機構を考察した。
一連の実験から、(1)重錘加速度波形は同じ打撃エネルギーの条件でも重錘の質量、底面積によって大きく異なる、しかし(2)単位面積当りの重錘質量m/Aが同じ場合には、落下高ごとに重錘加速度波形は同じ形状となる、(3)緩い密度では2つのピークを、密な地盤では1つのピークをもつ加速度波形となる、(4)衝撃の持続時間は、落下高に関係なくm/Aのみに依存する、(5)最大加速度は衝突速度に比例し、緩い地盤ではm/Aに、密な地盤ではm/Aの平方根に反比例する、(6)重錘貫入量から求めた締固め量は緩い地盤では重錘運動量に、密な地盤では打撃エネルギーに依存することがわかった。
以上から、重錘落下による締固め機構は地盤密度により異なり、緩い地盤では重錘運動量が、密な地盤では打撃エネルギーが支配要因となる。しかし締固め工は本来緩い地盤を対象とするので、締固め管理は打撃エネルギーより運動量で行う方が適切である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大島昭彦: "地盤を重錘打撃するときの重錘挙動の測定(発表予定)" 第29回土質工学研究発表会講演集. (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大島昭彦: "地盤を重錘打撃するときの重錘加速度と衝撃力" 土木学会第49回年次学術講演会概要集. III (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 大島昭彦: "地盤を重錘打撃するときの重錘貫入量と締固め" 土木学会第49回年次学術講演会概要集. III(発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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