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在来木造建設接合構成体に内在する制振機構の実験的例証

研究課題

研究課題/領域番号 05855082
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関金沢工業大学

研究代表者

後藤 正美  金沢工業大学, 工学部, 助手 (40170469)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード在来木材建物 / 静的水平加力実験 / 短ほぞ接合部 / 静的解析法 / 接触・非接触 / めり込み
研究概要

本研究では、木造骨組の挙動を支配している大きな要因として接合部の挙動に着目し、簡単なほぞ接合部の静的水平加力実験を行った。また、その挙動を追跡するための解析モデルを提案し、解析を試みて以下の結論を得た。
●接合部の静的水平加力実験より、
(1)ほぞ接合部の挙動を支配するのは、接合部を支配する部材間の接触、非接触の挙動と木材のめり込み特性であること。
(2)接合部の変形量に応じて部材の接触・非接触状態になることによって、接合部の剛性が変化する。この特性によって木造骨組に制振機構が発生していること。
(3)(2)の制振機構となる復元力特性は、一般にハードニング型と呼ばれるもので、変位振幅が小さいときは剛性が低く、変位振幅が大きくなると剛性も大きくなる特性を有しており、地震波の固有と木造建物の固有周期との共振現象を回避する役割を果たしていると考えられること。
●解析法の提案及び解析結果より、
接触・非接触挙動と木材のめり込みを反映させるため、簡単な解析モデルの提案を行い、解析モデル構築法の検討を行った。
(4)提案した解析モデルにおいて、木材の接触・非接触の挙動の傾向が表せたこと。
(5)木材のめり込みによる挙動の傾向が追跡できたこと。
(6)柱軸力による接合部特性への影響が系統的に取り入れられること。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 後藤 正美 他: "除荷抵抗を持たない縮み要素による木造ほぞ接合部のロッキング挙動モデルの検討" 構造工学論文集. Vol.40B(印刷中). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤 正美 他: "静的水平繰り返し実験による単純な短ほぞ接合部の履歴特性" 日本建築学会北陸支部研究報告集. 37(発売予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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