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ポルフィリン-ピロール交互共重合体の合成およびその物理化学的挙動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05855144
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 高分子合成
研究機関関西大学

研究代表者

青田 浩幸  関西大学, 工学部, 助手 (50247897)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードポルフィリン / 共役系高分子 / 水溶性高分子 / ポリピロメテン / 電子的相互作用
研究概要

ポルフィンの合成:2-フォルミルテトラフェニルポルフィリンバナジル錯体(VOFTPP)、ジピリルエチオポルフィリン(DPyE)の合成を行った。
重合:目的物を得るための前段階として、酸触媒下でのピロールと1-ドデカナ-ルの反応について検討したところ、生成ポリマーは1-ドデカナ-ル仕込量の増加とともに架橋し、分子量分布が著しく拡大することがわかった。ついで、VOFTPP-ピロールの交互共重合を試みたところ、分子量2000程度のものが得られた。分子量があがらない理由として、VOFTPPの4つのフェニル基の立体障害が関係すると考えられるため、VOFTPP-ピロール-1-ドデカナ-ルの三元共重合を行ったところ分子量が5000まで上がった。さらに分子量を上げるために立体障害の小さいポルフィリンの合成を現在行っている。
吸収スペクトルから共役系ポリマー(ポリピロメテン)が生成していることが推察されたため、さらに、この共役系をいかし、将来的に人口光合成に応用発展させるため、ポルフィリンを有する水溶性高分子の合成を試みた。反応はピロール、O-ベンズアルデヒドスルフォン酸ナトリウム、DPyEを用いたところ、生成物中のポルフィリンに何らかの電子的相互作用が働いていることが確認された。今後、この共役系を利用した光誘起遠距離電子移動、電荷分離等の研究を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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