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マガキ血球の活性酸素生成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05856034
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関東北大学

研究代表者

高橋 計介  東北大学, 農学部, 助手 (80240662)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードマガキ / 血球(血リンパ細胞) / 活性酸素 / スーパーオキシドアニオン / ESR / 化学発光
研究概要

1 感度と特異性にすぐれたアクリジニウムエステルによる化学発光法を用いて,マガキ血球(血リンパ細胞)の生成する活性酸素の分析を行ったところ,ホルボールの刺激によって,明確な生成が認められた。アクリジニウムの特異性とこの活性酸素分子による発光が,SODの添加によって押えられることなどから,生成されたのはスーパーオキシドアニオン(O_2)であると推定された。このことは,シトクロムcの還元による分光学的方法でも同様の推定を得た。
2 マガキ血球でも生成が明らかにされた活性酸素分子種を同定するため,DMPOをスピントラップ剤とするESRスピントラップ法を行った。その結果、スーパーオキシドアニオンに特異的なシグナルを捉えることができた。以上のことから,マガキ血球でも哺乳類など高等動物と同様に,膜刺激によって分子状酸素の一電子還元が起き,スーパーオキシドアニオンが生成されると考えられた。
3 パーコール密度勾配遠心法によって,マガキ血球のサブポピュレーションの分取を試み,それぞれの細胞群での活性酸素生成能を検討した。細胞群を完全に分離することはできなかったが,大きく3つの細胞群(顆粒錠1,2と無顆粒球)に分かれることを明らかにした。それぞれの細胞群について,生成をみたところ,顆粒球1が特異的に高い生成能を示し,細胞間で機能に差がある可能性を示唆した。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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