G-蛋白質サブユニットのcDNAクローニングおよび塩基配列の解析 (1)イネ緑葉より単離したPoly(A+)RNAより、クローニングベクターlambdaZAPを用いて、cDNAライブラリーを作成した。 (ライブラリーサイズ;1×10^6) (2)alphaサブユニットに対するcDNAクローニング alphaサブユニットに対するcDNAクローニングは、アラビドプシスのalphaサブユニットのcDNA断片をプローブとし、上記イネライブラリーよりスクリーニングした。この結果、全長炊く1.6KbpのcDNAを含むクローンを得た。部分的な塩基配列を解析したところ、アラビドプシスと高い相同性領域(40アミノ酸中、36個)が確認された。現在、全塩基配列を決定中である。 (3)betaサブユニットに対するcDNAクローニング betaサブユニットに対するcDNAクローニングは、クラミドモナス、鶏、人間等のbetaサブユニットに高い相同性を示す領域を含むcDNA断片をプローブとし、上記イネライブラリーよりスクリーニングした。この結果、全長約1.2KbpのcDNAを含むクローンを得た。部分的な塩基配列を解析したところ、クラミドモナスと高い相同性領域(30アミノ酸中、25個)が確認された。現在、全塩基配列を決定中である。 (4)Northern Hybridazation alphaサブユニットに対する転写産物は、Northern hybridazationにより解析した。緑葉に、約1.6Kbの転写産物を検出した。暗所下で生育した茎、葉には検出されなかった。betaサブユニットに関しては、現在、解析中である。
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