• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

尿素サイクル酵素遺伝子発現に及ぼす脂質の効果

研究課題

研究課題/領域番号 05857015
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医化学一般
研究機関鹿児島大学

研究代表者

友村 美根子  鹿児島大学, 医学部, 助手 (30217559)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード遺伝子発現 / 尿素サイクル酵素 / 脂肪酸 / カルニチン / 初代培養肝細胞 / カルバミルリン酸合成酵素
研究概要

我々はカルニチン欠乏jvsマウスの解析より、jvsマウスにおける高アンモニア血症の原因は肝臓のすべての尿素サイクル酵素遺伝子発現の低下によことを明らかにした。これらの遺伝子発現の低下はカルニチンの投与により正常化することから尿素サイクル酵素発現調節に脂質代謝が関与することが示唆された。そこで本研究ではラット初代培養肝細胞を用いて尿素サイクルの初発酵素であるカルバミルリン酸合成酵素(CPS)の発現に及ぼす種々の脂質の効果を調べた
CPSはグルココルチコイドにより誘導され、インスリンにより抑制されることが知られているが、我々が用いいたラット初代培養肝細胞でもデキサメサゾンによりCPSmRNA量が著しく増加し、その増加はインスリン添加により抑制された。そこで各種脂肪酸(オレイン酸、バルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリル酸)をBSA存在下で添加すると、デキサメサゾンによるCPSmRNA増加が抑制された。抑制効果はオレイン酸がもっとも強かった。これら脂肪酸による抑制効果はカルニチン添加により解除された。また脂肪酸及びカルニチン単独添加でのCPS発現は無添加レベルとほぼ同程度であった。
以上の結果は、カルニチンで代謝される細胞内蓄積脂質が、なんらかの機序によりグルココルチコイドホルモンによるCPS発現誘導過程に影響を与えていることが示唆された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Masahisa Horiuchi: "Cardiac hypertrophy in juvenile visceral steatosis(jvs)mice with systemic carnitine deficiency." FEBC LETT.326. 267-271 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi