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ヒト伊東細胞に由来する新たな統合織関連分子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05857022
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人体病理学
研究機関東北大学

研究代表者

村上 一宏  東北大学, 医学部, 助手 (90190876)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード伊東細胞 / 培養細胞株 / モノクローナル抗体 / cDNAクローニング / テネィシン
研究概要

我々が樹立したヒト伊東細胞由来培養細胞株(LI90)に対し作製したモノクローナル抗体(MAI-M6G4)について免疫組織学的、分子生物学的に以下の検討を行った。
MAI-M6G4は伊東細胞や平滑筋関連細胞から産生される細胞外マトリックスを認識する抗体である。ヒト正常組織や線維化病変組織に対する免疫組織学的検討結果(正常組織に比して、肝硬変症、肺線維症、腎硬化症などの線維化病巣においてMAI-M6G4の反応性が明らかに増加)より、MAI-M6G4の認識分子は臓器硬化症におけるクリティカルな分子であることが示唆された。
そこでMAI-M6G4の認識分子同定のため、LI90からcDNA libraryを作製し、大腸菌により合成された蛋白をMAI-M6G4をプローブとしてスクリーニングした。その結果2つの陽性cDNA cloneが得られ、その塩基配列を調べたところ2つのcDNA cloneはいずれも糖蛋白の一種であるテネィシンをコードするものであることが判明した。これらの結果は、テネィシンが臓器硬化病変において重要な細胞外マトリックス成分の一つであることを示すものである。
テネィシン分子にはpre-mRNAレベルでのalternative splicingによりいくつかのisoformが存在するが、我々が得たcDNA cloneにはこれまでに報告されていないsplicingが推測され、この点については現在解析中である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kudo T et al.: "A novel human monoclonal antibody directed to a tumo-associared antigen" Jpn.J.Cancer Res.84. 760-769 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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