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細胞外マトリックス糖蛋白テネイシン欠損マウスを用いた造血微小環境解析モデルの作製

研究課題

研究課題/領域番号 05857114
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関自治医科大学

研究代表者

酒井 高雄  自治医科大学, 医学部, 助手 (10235111)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードテネイシン欠損マウス / 細胞外マトリックス / Hemopoiesis / Whitlock-Witte culture / Dexter culture / 間質-血液細胞相互作用
研究概要

(1)Tenascin ホモ欠損マウスの骨髄・脾臓および胸腺を病理組織学的に検索したが,正常マウスに比して形態学的相違・変化を認めなかった。(2)Tenascin ホモ欠損マウスを用いた初代骨髄長期培養系を樹立し,BDF1マウス由来コントロールとの造血動態の相違につき比較検討を行った。骨髄球系細胞分化を主に支持するDexter培養系およびリンパ球系分化を主に支持するWhitlock-Witte両培養系において,コントロールに比して早期(2-10週)で優位の造血支持能低下が認められ,Tenascin ホモ欠損マウスのin vitro での造血支持能の質的相違が示されるとともに,造血現象におけるTenascin 分子の関与が示唆された。(3)Tenascin ホモ欠損マウスの骨髄及び脾臓由来間質細胞初代培養系を樹立した。これら初代間質細胞の細胞外マトリックス糖蛋白(fibronectin,laminin)産生を,BDF1由来間質細胞と比較検討したが,過剰産生等の代償機能発現を認めなかった。また,Tenascin遺伝子相同組み換えのマーカーとして組み込まれた遺伝子産物beta-galの発現が確認され,in vitroにおけるTenascin相同組み換え部位の転写活性が示された。さらに,この系より付着性単細胞のみを分離後,間質細胞のみをクローニングし,各々数クローンの株化細胞を得た。現在,これら株細胞をfeeder layer とし骨髄非付着細胞と共培養を行い,血液細胞に対する造血支持能を検索中であり,さらに既に我々が樹立した,培養条件で異なる血液細胞分化を支持しうる多支持性マウス骨髄由来間質細胞株との質的相違についての比較検討を開始している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Sakai,T.et al.: "Tenascin induction in tenascin nonproducing carcinoma cell lines in vivo and by TGF-beta1 in vitro" J.Cell.Physiol.,. (in press).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Sakai,T.et al.: "Tenascin expression in vitro and in vivo:Comparison between epithelial and nonepithelial rat cell lines" Exp.Cell Res.206. 244-254 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Sakai,T.et al.: "Specific expression of tenascin in human coloasms" Br.J.Cancer. 67. 1058-1065 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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