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リンパ球CD4分子のモジュレーションと担癌生体免疫の機能不全

研究課題

研究課題/領域番号 05857126
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関広島大学

研究代表者

山口 佳之  広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (10230377)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード癌免疫不全 / 免疫抑制因子 / CD4モジュレーション
研究概要

CD4陽性リンパ球はヘルパー細胞として機能し、細胞性および体液性免疫など生体の免疫反応の発現において中心的役割を演じる。CD4陽性細胞においてはCD4分子それ自体の機能が重要である。担癌患者の免疫能低下機序をCD4分子レベルで解明することを目的として臨床研究を行い、以下の知見を得た。
1.担癌においては癌の進行に従ってCD4陽性細胞の減少が認められた。
2.担癌の進行に伴って増加する非特異的免疫抑制因子IAPはリンパ球表面においてCD4分子のモジュレーションを誘導した。
3.細胞内CD4分子については、技術的に、解析するにいたらず、今後の課題のひとつとして残された。
4.担癌患者リンパ球CD4分子は健常者CD4分子より分子量が大きい場合があり、分子上の糖鎖との関連が示唆された。
以上、担癌に伴う免疫能低下機序としてCD4分子の変化に伴う機能不全が示され、その対策が今後の課題として残された。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Yoshiyuki Yamaguchi: "Defective natural killer activity in gastric cancer patients:possible involvement of suppressor factor recepter." In Vivo. (in press). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 峠 哲哉: "腫瘍反応細胞による免疫抑制" 臨床免疫. 26. 156-161 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Tetsuya Toge: "The role of lymphocyte surface binding sites for wheat germ agglutinin in the negative regulation of cancer patients." Jpn.J.Surg.23. 765-770 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 峠 哲哉: "手術侵襲と免疫抑制" 侵襲と免疫. 9. 12-17 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山口佳之: "手術侵襲によるIL-6,IAP、サプレッサー細胞活性および機能的リンパ球サブセットの変動" 侵襲と免疫. 9. 29-31 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 山口佳之: "脾摘と免疫" 外科診療. 10. 1229-1235 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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