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血液脳関門を分子生物学的に解明しようとする試み

研究課題

研究課題/領域番号 05857140
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関岡山大学

研究代表者

福富 愛子  岡山大学, 医学部, 助手 (30243455)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード血液脳関門 / アストロサイト / 毛細血管 / マトリックス分子 / GFAP
研究概要

本研究は血液脳関門として表現される、脳毛細血管と脳以外の毛細血管の間の生理学的な選択的透過性の差異を、マトリックス分子が構成する超分子会合体の違いによるかもしれないという仮説に基づいて研究計画をし、現在までに以下の結果を得ている.
ラット胎生16日〜18日胎児よりアストロサイトの単離方法および培養法について検討を行った.妊娠ラットより胎児およそ10匹を取り出し、髄膜を断裂しないように頭骨を剥離してから、大脳および脳幹実質を得る.髄膜がきれいに剥離できない場合は線維芽細胞が混入することがわかった.大脳および脳幹実質は0.1%トリプシン・コラ-ゲナーゼ消化を行うが、この消化時間によって、アストロサイトが得られる収量が異なることがわかった.現在6分の消化時間で純度が高く、収量の良いアストロサイトを得ている.さらに培養条件によって、アストロサイトは20%FCSを含んだEagle-MEMの培溶液で培養するといい結果を得ている.またアストロサイトの特性を検出する方法としてGFAPの抗体による染色法とcDNA(Dr.Bongcam-Rudloff,スウェーデンより譲渡された)を用いたノザンブロット法を用いた.これにより95%以上の純度のアストロサイトが培養可能になった.現在これらのアストロサイトがいくつかの新しいコラーゲン種が合成されている結果を得ている.

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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