• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

膀胱粘膜内神経と免疫系との関係

研究課題

研究課題/領域番号 05857166
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

若葉 賢彦  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (80191724)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード膀胱 / 神経 / 免疫 / サブスタンスP
研究概要

知覚神経に存在するといわれる神経ペプチドの一種 substance P(SP)は、最近の研究で炎症と関することが明らかになってきた。そこで手術時にえられたヒト膀胱粘膜に対して、抗SP抗体を用い免疫染色をおこなった。SP陽性神経はヒト膀胱の粘膜固有層に豊富に存在していた。電顕で観察するとSP陽性神経終末のうち89.6%は自由終末であり、そこには大型の有芯シナプス小胞と小型の無芯シナプス小胞が混在していた。またSP陽性終末の一部はシュワン氏鞘を欠いており、SPがこれらの部位から放出されている可能性が示唆された(Hisiotochemistry、印刷中)。
次に、膀胱炎を呈しているヒト膀胱粘膜に対して種々の抗体を用いて免疫染色をおこなった。膀胱炎では、リンパ球が多数浸潤しておりリンパろ胞様にリンパ球が集積している部位がよく観察される。このリンパろ胞様にみえる部位に交感神経、peptide histidine isoleucine 陽性神経neuropeptide Y 陽性神経が認められ、これらの神経と免疫系との関連が示唆された。SP陽性神経については現在検索中である。今後、神経とリンパ球表面マーカーとの2重染色や電顕による観察を予定している。
動物実験では、現在ラットやネコを用いて種々のアジュバントを膀胱内に注入し、炎症の時期により膀胱粘膜内神経がリンパ球などの免疫担当細胞とどのようにかかわっているのかを光顕および電顕で観察している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Wakabayashi et al.: "Substance P-containing axon terminals in the mucosa of the human urinary bladder." Histochemistry. (in press).

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi