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筋圧痛計測定システムによる顎機能異常患者の治療効果の判定に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 05857226
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関大阪歯科大学

研究代表者

木村 公一  大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (10161556)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード咀嚼筋 / 圧痛閾値 / 顎機能異常患者
研究概要

顎機能異常患者の筋痛に対する客観的評価法を確立すべく健常者男女計340名の咬筋、側頭筋の圧痛閾値から正常範囲を決定した。さらに筋圧痛測定システムを用いて顎機能異常患者の治療前、オクル-ザルスプリント治療や咬合調整などの術中、術後を測定し、この結果と正常範囲を比較検討した。
すなわち、筋圧痛計を用いて健常被験者男女計340名の側頭筋前部、側頭筋後部、咬筋浅層上方、中央、下方、咬筋深層の6部位、両側で12部位について圧痛閾値を測定した。その結果、両側の同名部位では左右差がなく、また各部位間では圧痛閾値に一定の傾向がみられることがわかった。そこで、この健常者の結果を基に各部位の左右差からみた正常範囲および各部位間の閾値の関係からみた正常範囲を決定した。さらに平成2年度および平成3年度奨励研究Aの補助によって完成した筋圧痛計測定システムに顎機能異常患者の術前、術中、術後の圧痛閾値を入力し、システムに入力されている2種の正常範囲と比較検討した。
今年度は、顎機能異常患者の症例を増し、顎機能異常患者男女計75名の術前の圧痛閾値と正常範囲を比較したところ、2種の正常範囲ともに異常範囲に位置した者、どちらか一方の正常範囲のみ異常範囲に位置した者の3パターンに分類された(第8回 国際顎頭蓋機能学会学術大会にて発表)。またオクル-ザルスプリント治療から咬合調整までの術中、術後を正常範囲と比較したところ、スプリント装着2週後から1カ月後にかけて圧痛閾値に変化がみられ、咬合調整後に閾値が上昇し、すべての測定部位が正常範囲内となった。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 木村公一ほか: "咀嚼筋の圧痛閾値からみた顎機能異常患者へのスプリント治療効果の客観的評価" 日本顎関節学会雑誌. 6巻1号(掲載決定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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