• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

光学活性環状ケトンの合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 05857245
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関北海道大学

研究代表者

西田 まゆみ  北海道大学, 薬学部, 教務職員 (70130044)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードラジカル付加反応 / ルイス酸 / ジアステレオ選択性 / 環化反応
研究概要

生理活性を示す天然物には基本骨格にシクロペンタン及びシクロヘキサンを有する化合物が数多く知られている。本研究はこのような天然物を合成するにあたって出発原料となる光学活性なシクロペンタンおよびシクロヘキサン誘導体の新しい合成法の開発を目的とするものであり、以下に示す2つの方法について検討を行った。
1 alpha,beta-不飽和エステルのエステル部に不斉補助基を有する基質を用いて、エステルのbeta位に対してジアステレオ選択的な分子内ラジカル環化反応を試み、この反応の選択性がルイス酸の添加により上昇することを見いだした。現在、Scheme1に示す系(n=2)ではルイス酸としてトリイソブチルアルミニウムを用いて收率72%、ジアステレオ選択比6.7:1で環化体を得ている。
2 本研究においてすでに開発されたラセミ体のalphaアルキルシクロペンタノンからalphaアルキル側鎖のエピメリ化を伴う不斉アセタール化反応を経て光学活性なalpha置換シクロペンタノンを合成する方法を利用して昆虫フェロモン(+)-5-ヘキサデカノリドの合成を行った(Scheme2)。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Mayumi Nishida: "Asymmetric Acetalization:A Simple Method for the Synthesis of Chiral alpha-Monosubstituted Cyclopentanes" The Journal of Organic Chemistry. 58. 5870-5872 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi