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制限作文法による英作文演習CAIシステムの開発とその有効性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05858032
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関摂南大学

研究代表者

吉田 晴世  摂南大学, 国際言語文化学部, 講師 (40210710)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードCAI / 制限作文法 / 文脈依存 / 空所補充 / スペリング / 内容語 / 機能語 / クローズテスト
研究概要

1.研究概要
自由英作文に至るまでの意識的な過程として「制限英作文」の概念を導入し、正確さ、適切さ、効果性を備えた表現の訓練を段階的に行うため、コンピュータの特性を生かしたCAI制限英作文システムを開発した.本システムを用いて行った集中訓練の結果とその考察から、学習効果の有効性を検証した。
訓練内容
(1)実験装置:IBM5530 PS-2をスタンドアローンで使用。
(2)実験デザイン:独自に開発したCAI制限英作文システムを用いて、自己ペースにより授業を進めた。教師は机間巡視を行い、適宜個別に質問に答えた。
(3)被験者:大学2年生35名を対象とした。
(4)実験場所と期日:情報処理教室で、1993年度夏季集中講義において8月26日〜9月1日の日曜を除く6日間、毎日6時間行った。
(5)有効性の検証:前後テスト(語彙選択能力測定テストとクローズテスト)を実施しデータを統計解析してプログラムの有効性を検証した。
訓練結果
機能語の正答率、すなわち文法力は比較的高く、あまり伸びる余地はなかったが、成績下位群において、CAIにおける「自己ペースの原理」が働き、「進歩の度合いに応じた学習」や、「繰り返しによる習得」により大きく伸びた。
内容語の正答率、すなわち文脈把握力、及び語彙選択力は、機能語の正答率と比べて低いが、語彙選択能力テストとほぼ同程度の伸び率(1割程度)を示しており、このことから英作文に必要な文脈に即した適切な語彙選択の能力が多少ついたといえよう。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 吉田 信介: "コンピュータ支援による制限英作文システムの開発とその効果" 国際言語文化学会『国際言語文化』. 2. (発表予定)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 晴世: "CAIによる読解→語彙→制限英作文学習の包括的指導の設計と実践" 大学英語教育学会第32回(1993年度)全国大会要綱. 179-182 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 信介: "CAIダイレクトリーディングのマルチメディア化の研究" 日本教育工学会第9回大会講演論文集. 366-367 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 北尾 謙治: "コンピュータ利用の外国語教育-CAIの動向と実践-" 英潮社, 285 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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