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仮想現実感を応用した情報処理教育システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 05858034
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関東京工業高等専門学校

研究代表者

舘泉 雄治  東京工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (80197392)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード仮想現実感 / バ-リャル・リアリティー / 教育システム / コースウェア
研究概要

本研究の教育システムの第一段階として、論理回路の教材を作成した。対象は電気工学科第3学年であり、内容は基本的なゲートからフリップフロップまでの入門編である。この教材を電気工学実験(3時間×2週)で試用してみた。実験中とは思えないほどのにぎやかな、よく言えば活気のある状況に多少戸惑いを感じたが、後日提出させたレポートの中で「初めて論理回路が理解できた」という感想が数件含まれていた。どのように評価すればよいかは難しいが、学生が当初の予想以上に興味を示したこと、また、画像よりも音に対する反応が強いということが確認できた。反省点としては、アミメーションなど、動画の作成が予想以上に手間どり多用できなかったこと、また、学生が誤操作により途中で終了してしまった場合、最初から全ての項目をやり直さないと先に進めない構成になっていたため、一気に学生のやる気を削いでしまった点が挙げられる。
当初は他のコースウェアも作成し最終的にCD-ROM化を行う計画であったが、本年度末に本校の教育用計算機のリプレイスによるワークステーションサーバ機の導入と、学内LANの敷設が決定したため、方針を一部変更し、本教材をサーバ機に置き、ネットワークを介して利用できるようにすることとした。しかし、学内LANの敷設にまだ多少の時間がかかるため、まず手持ちのワークステーションにハードディスクを増設し、検証を行うことにした。まず、サーバ機に置いたプログラムを各パソコンで実行する方式がよいか、各パソコンをX端末とし、処理を全てサーバ機側で行う方がよいかを検討したが、処理をサーバ機側で行った場合、音を扱うことが出来ないという点が予想以上のデメリットになり、この方式は断念した。今後は、学内LANが敷設された段階で多数のユーザが同時にこの教材にアクセスした場合の問題点の検証と、残る教材の開発を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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