研究概要 |
ユーザーインターフェイス設計の工学的手法を確立するための基礎技術の一つとして重要なのが、ユーザーインターフェイス設計評価である。ユーザーインターフェイスの評価方法としては種々あるが、本研究では、ユーザーが実際に計算機を使用した記録を計算機を利用して収集し、さらに収集した記録を自動的に解析するツールを作成することにより、ユーザーインターフェイス評価の信頼性と高め、かつ、簡単に評価が行なえる手法を確立することを目的としている。そのため,さまざまな形式の情報を収集し比較するのが,今年度の予定であった。 結果として,デジタル情報の操作記録の収集解析部分は順調に進んだが,当初予定したビデオや音声やマルチメディア情報との統合は,予算の制約で機器が揃わず,あまり進展を見なかった。 行なった研究報告 1994年3月10日情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会 「X Windowにおけるユーザ操作記録の比較ツールの開発」来住伸子(津田塾大)(情報処理学会研究報告94-HI-53,pp.41-46に掲載)
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