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シナプス形成を伴う神経伝達修飾機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 05858110
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

河合 良訓  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80211861)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード交感神経節 / シナプスの可塑性 / カテコールアミン / 上頚神経節 / 電子顕微鏡 / バイオサイチン / 細胞内注入
研究概要

上頚神経節における神経伝達は、コリン作動性の中継伝達であることはすでに確立されている。その中継ニューロンである主細胞の神経突起の全貌を、そのシナプス構成とともに光顕・電顕観察によって明らかにした。主細胞の樹状突起は、節前線維からの入力を受けるだけでなく、シナプス前要素として隣接する主細胞にシナプス出力していることが確認された。このアドレナリン性シナプスは、中継伝達であるコリン性神経伝達を修飾する局所神経回路を形成すると解釈できた。また、このアドレナリン性局所神経回路は、形態的な可塑性を有していることも明かとした。すなわち、alpha2作動薬の作用や受動的過分極によって、アドレナリン性シナプスが増加してくることを明かとした。樹状突起内の小胞集団、樹状突起間の膜接着構造が相関して、樹状突起が形態的変化(糸球体状神経叢の形成・成熟)を起こすことによるシナプス形成を仮説として設定した。この仮説の直接証明は、今後の課題として残された。電気生理学的には、抑制性シンプス後電位が観察され、alpha2拮抗薬であるヨヒンビンでこの電位が抑えられることが確認できた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Kawai,Y.Tamai & E.Senba: "Principal neurons as local circuit neurons in the rat superior cervical ganglion; The synaptology" Journal of Comparative Neurology. 328. 562-574 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 河合良訓・仙波恵美子: "シナプスと伝達物質:局所神経回路の可塑性" 神経精神薬理. 16. 113-124 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] 河合良訓: "交感神経節における神経伝達の可塑性" 自律神経. (発表予定). (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2018-06-07  

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