研究課題/領域番号 |
05F05303
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 外国 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松尾 泰 東京大学, 大学院・理学系研究科, 准教授
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研究分担者 |
JORIS Raeymaekers 東京大学, 大学院・理学系研究科, 外国人特別研究員
RAEYMAEKERS Joris 東京大学, 大学院理学系研究科, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2007年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2006年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2005年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
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キーワード | ブラックホール / Dブレイン / エントロピー / アトラクター機構 / 最低ランダウレベル / Meers効果 / 微視的状態 / 弦理論 / 弦の場の理論 / AdS?CFT対応 / 状態数の数え上げ / 開弦セクター / Attractor機構 / BPS状態 / 超弦理論 / Dブレーン / 双対性 / Beckensteinエントロピー / 超対称量子力学 / AdS / CFT対応 / 位相的弦理論 |
研究概要 |
ブラックホールの熱力学的性質の理解の出発点となるのは、弦理論で具体的にその微視的な状態を構成して、その数を数え、統計力学的な知見を得ることである。この研究では1次元と5次元のDブレーンの系を考え、それらのブレーンの間に働くカである磁場が大きい極限で最低ランダウレベルの状態数とブラックホールのエントロピーが一致することを導いた。またブラックホールにはアトラクター機構と呼ばれる地平線近傍の幾何学がブラックホールの質量や電荷のみに依存し遠方の幾何学の詳細に依存しないという特徴的な性質を持つが、この研究ではそれを開弦を含んだ系に拡張できることを見いだした。またD1・D5ブラックホール系におけるアトラクター機構を探る解を構成し、それがブラックホールの地平線を包むように、Meyersでふくらんだモノポール解が対応する配位であることを示し、縮退度が最低ランダウレベルで記述できることを示した。以上の研究結果は3辺の論文にまとめられて、この分野で最も良い雑誌であるJHEPに掲載された。
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